12.oh.9

吸って吐いて、また吸って。

シルバー事件

The Silver Case

www.youtube.com

PlayStation®Store | プレイステーション® オフィシャルサイト

(ゲーム単体のページが上手く貼れなかったのでシルバー事件と検索してください)

 

 

つい先日、PCでのHDリマスター版配信が発表されましたね。

 

架空の国家「カントウ」の都市、24区。

シルバー事件”を起こしたと言われる伝説の犯罪者ウエハラカムイと、

彼を取り巻く環境が大きく動き始める1999年が作品の舞台です。

 

都市内で起こる犯罪の”伝染”を防ぐ為に犯罪を処分する

24署の凶悪犯罪課に配属された主人公の視点で物語が進む

Transmitter

元上司からカムイに関する依頼を受けたフリーライター

モリシマトキオの視点で物語の隙間を埋める

Placebo

二つのシナリオをプレイすることで物語は進んでいきます。

Transmitterだけプレイしていく事も可能なのですが、

DJミキサーとターンテーブル2台をベースにしたメニュー画面らしく

二つを交互にプレイするのがオススメです。

 

作中に出てくるネットでの日記に対する台詞は

今でもSNSで取り上げられて話題に上がりますが、

他にも、インターネットが発達し急速に変化していく社会、

そのスピードの中で麻痺していく人々の感覚、

メディアに取り上げられては消費されていく事件と、

99年に発表されたものとは思えない程の鋭さを

ありとあらゆる方向から突きつけてくる作品です。

 

フィルムウィンドウというシステムによって一つの画面の中に

CG、静止画、テキスト、時にはアニメーションや実写映像が存在する演出は

各シーンの魅力や緊張感を最大限に引き出していて、最高にクールです。

アドベンチャーでありながらゲームらしい謎解きを最小限に抑え、

深いストーリーに没頭できるようになっている作りもまた斬新です。

小説や映画、ドラマのようでありながら、

それらだけでは決して体感することの出来ない

ゲームならではの面白さを感じました。

 

”過去ヲ殺セ”

物語の果てにこの言葉の意味するものは在ります。

ですが、本作をプレイしている時、

作中に存在する問題や現実は間違いなく”今”であり

「1999年=過去」という感覚が殺されているような錯覚を覚えます。

 

 

居もしない理想の読者を想定して日記を書くのは孤独な作業だ、

と語る作品についてブログを書くという何ともおかしな状況になっていますが、

「若い人たちにはそれが必要」らしいので気にしないことにします。

 

先日紹介したリンダと同じく本作もPSstoreなら600円ちょいで買えますので、

秋が来る前にやってみるのもいいかもしれません。

 

 

また何かあったら書きます。