12.oh.9

吸って吐いて、また吸って。

BLASSREITER ブラスレイター

アニメ ブラスレイター 公式サイト

原作はアニメ制作会社GONZO×ゲームメーカーNitroplus

チーフライター小林靖子氏と、

惹かれる要素しかない作品だったので今更ながら観ました。

 

 

人類が変化したものでありながら人類を脅かす存在の「融合体」、

融合体となっても心を失わぬよう抗いながら人を守ろうと戦う者、

融合体というだけで敵と見なし戦う人間、

同じ人間ならば信じたいと思う者を描く一方で、

暴力や差別、貧困など、この世からなくなる事のない問題を

正面から突きつけてくる作品です。

 

立場が違うが故に根本的なところまでは理解できない、されない関係。

あらゆる意味で弱い者から生み出される悲しみと痛み。

些細な事から生じる誤解、そこから生まれる憎しみ、争い、最悪の結末。

作中に教会やマリア像などがよく出てくるのですが、

余りにも救われない展開の連続に

「祈る神すらいない」

という言葉しか出てきませんでした。

人によっては途中で心が折れてしまいそうな話なのですが、

観ているうちに救われないと感じる事に意味があるのだと気づかされ、

各々にやがて訪れるそれ相応の結末、

芯の通った悲劇に引き込まれ、納得させられる全24話でした。

 

 

人類が変化した存在、誤解から生まれる争い、

という言葉で気づく人もいるかもしれませんが、

物語の根の部分が仮面ライダー555によく似ています。

バイクが活躍するのも相まって、

ニトロプラスが作った平成ライダーという印象が強かったです。

この作品が放送されたのは2008年なのですが、

鎧武と似たような展開やメッセージが多い辺り、

虚淵氏の伝えたい事は全くブレていないんだなぁとも感じました。

鎧武を中心に置いたその辺も、いつか文に纏めたいんですけどね。

 

バンダイチャンネルで見放題配信にもなっているので、

少しでも気になったら観てほしいなぁと思います。

何やら難しいことを並べて語りましたが、

PSYCHO-PASSのドミネーター等をデザインした

石渡マコト氏の生み出したメカがひたすらカッコいいので、

それだけでも見ていただけたら!

 

 

また何かあったら書きます。