12.oh.9

吸って吐いて、また吸って。

詭弁 走れメロス

青春音楽活劇「詭弁・走れメロス」

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お恥ずかしながら読書量は少ない方で、

森見作品も1,2冊しか読んだ事がなく

本作も原作を知らないまま観に行ったのですが、

それでもこの舞台は、確実に森見作品そのものでした。

 

くだらない事への姿勢が暑苦しい芽野、

堅苦しいメガネが似合いすぎて冷静さが暑苦しい芹名、

体格から服装まで暑苦しい長官、

爽やかさが暑苦しい自転車にこやか整理軍、

パッとしなさと部への思いが暑苦しい詭弁論部員達、

彼らの暑苦しさに蒸されて醸す魅力が、

絶えずふかしているロングピースより濃い女、須磨さん。

狭いような広いような舞台と、入り組んだ京都の町。

その中をくだらない理由で、全力で駆け回る男達の疾走感。

どうでもいいような事を壮大に表現する勢い。

突然歌い出し、踊り、脱ぐ馬鹿馬鹿しさ。

 

どこを取っても森見登美彦の世界でした。

クスッと笑うのではなく、涙が出るほど笑える気持ちの良い作品です。

 

東京公演は8日までやっているそうなので、

GWムードにウンザリしている人は腹の底から笑ってみては如何でしょうか。

 

帰り道に原作を買ったので、明日からもうひとっ走りしてみようと思います。

 

 

全然関係ないのですが、会場最寄りの新宿御苑駅で降りたら

栗の花の匂いですごいことになっていました。

あと今日は暑かったですね。

 

 

また何かあったら書きます。

 

ニンジンのあたま

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育てています。

毎日少しずつ変わっていくものが欲しかったので。

にんじんと言えばポン菓子なので、ポン助と名前も付けました。

毎日話しかけています。正常です。

 

道端のタンポポがいつの間にか綿毛になっていて驚きました。

きっとあっという間に夏が来てしまうんでしょうね。

 

また何かあったら書きます。

 

Lifeline

Lifeline...

Lifeline...

  • 3 Minute Games, LLC
  • ゲーム
  • ¥120

 急にゲームの話がしたくなったのでします。

 

Lifeline

 

簡単に言うと、ゲームブックです。

 

謎の惑星に不時着した青年・タイラーの通信を

プレイヤーが偶然受信したところからゲームは始まります。

 

タイラーから出される二つの選択肢を選び、

彼を惑星から無事に脱出する結末へ導いてあげるのが

このゲームの目的です。

 

ゲームは常にチャット形式で進んでいき、

右と左、どちらの道を進むか選ぶ時もあれば、

弱気になっている彼に優しい言葉をかけるか

活を入れてやるか、そんな事を選ぶ時もあります。

 

これだけ聞くとド定番のゲームブックにしか思えませんが、

このゲームの一番の魅力は

プレイヤーがタイラーの応答を待つ

という部分にあります。

 

選択の結果がすぐに返ってくる時もあれば、

数分、時には何時間も待つ事だってあるのです。

何時間も待つ展開の中には、タイラーが睡眠を取る時間も存在します。

 

不定期な間隔で返答を待ち、ポップアップやバッチ表示で

タイラーからの通信が知らされるのを見ているうちに、

この広い宇宙の何処かにタイラーは本当にいるような気がしてくるし、

どうしたら彼が元気を取り戻してくれるか、

ハッピーエンドに辿り着けるか、一生懸命考えたくなってきます。

 

もちろんこれはゲームなので、

敢えて危ない橋を渡らせてみたって構いません。

素っ気ない態度を取ってみるのも面白さの一つです。

 

ちなみに、待たされる事はあっても

こちらが急かされる事はないので安心してください。

 

最初にも書いたように、このゲームはチャット、

文字だけで進んでいきます。

不時着した惑星の情景やタイラーの身に起こった事、

それらは全てタイラーが伝える言葉でプレイヤーの手元に届きます。

どんなに不思議な事、大変な事が起きても、

プレイヤーは全て想像するしかありません。

ゲームというデジタルの集大成でありながら、

面白さの根本的な部分は読書というアナログの代表と同じ場所にあるのです。

アナログと同じ面白さにリアルタイムが絡んでくる不思議な感覚は、

何とも言えないワクワクを与えてくれます。

 

このアプリ、AppleWatchにも対応しているのですが、

そっちでやると没入感が半端ないんだろうなぁ…

 

 

アナタの日常に、

タイラーという顔も知らない"友人"の非日常を加えてはみませんか?

 

 

また何かあったら書きます。

 

闇金ドッグス2

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映画『闇金ドッグス2&3』公式サイト

 

映画の2作目ってどうなの?という不安を

札束でブッ飛ばしてくれる面白さでした。

 

 

全てが繋がっていく展開、

安藤と須藤の半端ない存在感、

男と女、愛と金の駆け引き。

始終魅せられっぱなしの80分でした。

 

前作の記事(闇金ドッグス - 12.oh.9)で

ひたすらクズだと紹介した須藤ですが、

今回はクズからヘタレに成長し、ひたすら笑わせてくれます。

ラブシーンであんなに笑えるとは思いませんでした。

そして須藤を演じているのが青木玄徳だからこそ

思いっきり笑えるシーンがあるのですが、あれはずるい。

ずるすぎる。

 

安藤は今回もいい目をしています。

山田裕貴だからこそ出る魅力、

あの魅力を求めたからこそ山田裕貴が演じている、

そういう力を思いっきり感じました。

 

今作における安藤と須藤の関係は

信頼だとか主従だとかそんなステキなものなんかではなく

ただ単純に安藤が須藤のリードを掴んでいるに過ぎないもので、

須藤が自分を野良犬のようなものだと嘲笑するシーンと

上手い具合に合わさっているなあと思いました。

あれより少しでも近かったり遠かったりすると、

面白さは削がれてしまうような気がします。

 

とにかく面白かったんだって事を伝えたいんですけど、

掛け合いだとか間の空気だとかが面白さを作り上げてる部分が多いので、

言葉で説明しようとすると上手くいきません。くやしい。

 

一週間限定公開、上映劇場が少ない、と

なかなか気軽に観に行ける状況ではないのですが、

前作が好きであれば間違いなく楽しめる作品だと思います。

とりあえず、もう一回観に行きます。

 

 

また何かあったら書きます。

 

 

春の うららの

たまには普通の日記を書きます。

 

友人に誘われて隅田川の桜を見てきました。

これ以上ないほどのお天気の中で

お日様を浴びてきらきら輝く隅田川の水面と

右も左も果てしなく続く淡い春の色は素晴らしいものでした。

 

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フリーきっぷがあるのだし、

折角なら目黒川の桜も見ようという話になったので

そちらにも行ってきました。

歩いても歩いても途切れない桜並木、

時折吹く風に乗って雪のように舞い上がり

川にも春の色をお裾分けして流れていく花びら、

隅田川の桜とはまた違った魅力に溢れていました。

日が落ちると川沿いにあるカフェや提灯に灯りが点り、

それらに暖かく照らされた桜もまた違った魅力がありました。

 

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隅田川と目黒川、二つの素敵な桜を目にして

ああ春は本当に来たんだなぁと全身で感じ、

何だかとても幸せになった一日でした。

 

丸ごと落ちてきた桜をひとつ拾ったので、

押し花にしようと思います。

 

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また何かあったら書きます。

 

闇金ドッグス

www.amazon.co.jp

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映画『闇金ドッグス』公式サイト

 

Amazonへのリンクは物が分かりやすいように貼っただけで

アフィとかそういうのではないです!!

金が入るならアフィ収入なんかより直接現ナマをくれ!!!!

 

と言うわけで、お金の話。

だいぶ前に観た映画ですが、語ります。

 

若くしてヤクザのアタマに成り上がった男・安藤忠臣(山田裕貴)は

余所の組とトラブルを起こした下っ端の為に足を洗うことになる。

ヤクザの肩書きがとれた途端、

世話になっていた闇金小中高志(高岡奏輔)の態度は一変し、

貸していた金の利息を払えと迫られるが、安藤には金のアテがない。

そんな安藤に小中は、返済が滞っている客・須藤司(青木玄徳)から

金を毟り取ってくるよう依頼する。

この一件から闇金の回し方を知った安藤は

小中から軍資金として新たに金を借り、闇金業を始めることとなる。

 

これが大まかなあらすじです。

 

物語は安藤の二人目の客、38歳ドルヲタニート日向良夫(古澤裕介)が

母親の生命保険を担保に金を借りた事で動いていくのですが、

この日向が推している地下アイドル・姫野えりな(富手麻妙)が所属している

事務所社長・沢村清志(津田寛治)のゲスさが気持ちいいほどに容赦ない!

常に笑顔で、アイドルから、そのファンから、

あの手この手で金を巻き上げる、その手口の生々しさ。

観ていると、あっ世の中そんなもんなんだろうな…って気分になります。

 

金に狂わされていく人間、金の為なら手段を選ばない人間、

金にモノを言わせて生きる人間、

とまぁ、クズとゲスしかいない世界なのですが

観ていると笑えたり、妙に愛おしく感じるんですよね。

 

特に主人公の安藤という男。

小中の事務所まで須藤を引っ張ってきたかと思えば、

返済期限は今日までだという話なのに

「この男をマグロ漁船に乗せる」と言い出したり、

闇金業では一発目から客の名刺を信用して10万貸して逃げられたり、

貸す金額の交渉中にドルヲタの推しトークを聞いてしまったりと、

本当にこれでアタマが務まっていたのかと思うほどの堪らなさ。

でもね、貸した金は戻らない、

十日経つごとに軍資金から10万が小中への返済で消えていく、

と、だんだん追い詰められていく中でギラついていく目が最高なのですよ。

戦隊モノはノータッチだったため知らなかったのですが、

この人ゴーカイジャーがデビュー作だったのですね。

日曜朝の7時半からあの目が拝めたとか何なんですか。

ホントどーでもいい事なんですけど、

安藤がラストファイナンスのビラを

ご丁寧に手書きで作ったのかと思うと面白すぎて悶えます。

 

そして、出番は短いけど強烈な存在の須藤。

顔はいいけどヘラヘラチャラチャラしているし、

借金という行為に何の罪悪感もなさそうな態度、

その上親は借金まみれのアル中という、

正にクズから生まれたクズ

小中が呼び出した冴えないババアと籍を入れることで

何件もの闇金から金をかき集めて完済する訳ですが、

完済した瞬間小中がチラつかせてきた10万に速攻飛びつくんですよね。

あそこのクズっぷりがピーク叩き出していて最高でした。

彼を演じた青木さんがネット記事のコメントで

「100人いたら100人がリスペクトしないであろう男」

と言っていた通りの、見事なクズ野郎です。

ていうか、闇金の世話になっていると

ある日いきなり問答無用で顔のいい男と籍が入れられるって、

どんな慈善事業なんですかコレ…。

 

それから、事の始まりである小中。

小綺麗にまとまった身なりと落ち着きを持っているんですが、

安藤が事務所へ行くとスマホでゲームをしていたり、

安藤と会う度に貰い煙草をしていたりと、

男にしか出せない魅力が詰まっているんですよね。

金貸しとしてどこまでも冷静な所が面白いのです。

 

そんな映画な訳ですが、この春続編が2本公開されるらしく、

その上片方は須藤が主役と知って今からワクワクしています。

映画『闇金ドッグス』公式サイト

告知の時点でビジュアルが強い。

 

ところで、この記事を書いてて気づいたんですけど

クズとゲスしか出てこない癖にみんな

心がキレイな人間みたいな字面の名前ばかりで愉快ですね。

 

 

また何かあったら書きます。

 

 

Viridi

 

少し前からSteamに手を出したので、

面白いと思ったゲームの話をします。

 

Viridi

 

多肉植物を育てて眺める、ただそれだけです。

でも、それがいいんです。

 

好きな柄の鉢を選び、種を植えるところからゲームは始まります。

ある程度時間が経ったところでゲームを起動させると、

植えた植物が成長する経過を動画で見る事が出来るのです。

たまに雑草が生えるので抜いてやり、

植物をクリックして乾いていたら水をやる。

すごく単純なのに、癒やされます。

 

週に一度、ランダムで無料の種が貰えるのですが

お金を払えば自分の好きな種も買えます。

他にも有料の拡張機能があるのですが、

まだ始めたばかりなのと全部英語なのとで

詳しいことは私も理解していません…(笑

辞書を片手に、私も育とうと思います。

 

そうそう、忘れていましたが。

最初に鉢に名前を付けるよう言われます。

自分だけの小さな惑星を作るような気分ですね。

ちなみに私は、

”夜が来たら朝が来て健やかに育つように”

と願って「ASA-YOL」と名付けました。

 

必ず出てくるのかは分かりませんが、

始めた時から鉢の縁にいるカタツムリがこれまたかわいい。

クリックすると出る「Wow cute」の一文にほっこりして

毎回霧吹きで水をあげています。

 

ゲーム自体は無料なので、

Steamのアカウントを作るだけで始められます。

心地よい音楽とかわいらしい植物による、

パソコンの中の小さな世界はいかがでしょうか。

 

 

あっ!何かすごくブログっぽい!

ブログっぽいこと書いてるぞ!!

また何かあったら書きます。